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    桜の本”櫻史”

    • 2011.06.02 Thursday
    • 06:42

    この”櫻史(おうし)”は初版が昭和16年と一昔以上前に出版された本で、

    その後平成2年(1990年)に講談社学術文庫で重版されました。







    著者は山田孝雄(やまだよしお)氏で植物学者ではなく国文学研究の第一人者

    です。


    この本は当時設立された櫻の会の会報「櫻」への寄稿文を編み成した本です。


    当時から「花は桜木、人は武士」ということわざが巷(ちまた)に広まってお

    り、その解釈として”武士と桜の散りぎわのよさを賛美したもの”であるとい

    う誤った解釈が行き渡っていることを危惧した著者が、本当の解釈はそうでは

    ないとやむにやまれぬ志をもち書き綴ったものです。



    内容は日本書紀の昔から昭和初期までの間の桜にまつわる様々な物語、出来

    事、作品、人物がほぼ時系列に並べられ書かれています。



    木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)、神泉苑(しんせんえん)での初めて

    の花見、奈良の都の八重桜の逸話、在原業平(ありわらのなりひら)と桜狩、

    西行法師(さいぎょうほうし)と桜、絵巻物の中の桜、太閤秀吉の吉野・醍醐

    の花見、徳川吉宗の功績、三熊思孝(花顛 かてん)の桜図、三春滝桜、荒川

    堤の桜、アメリカに渡った桜などなど・・・



    今までその歌だけ知っていたような和歌、漢詩、俳句や絵画もその詠まれたり

    描かれた場面・背景まで詳しく紹介されています。


    講談社学術文庫に収められたときに、山田忠雄氏(山田孝雄氏の長男)により

    読みやすくするために校訳などが追補されたようですが、それでも私の国語力

    では読むのは至難の技でした。


    かなりの部分を「こういうことかな」との勝手な解釈で読み進めてしまいまし




    5月8日の松伯美術館のブログ記事で、植えられているハナミズキ(赤花)が

    ワシントンに贈られた桜への返礼で渡ってきたものとされているが、その時の

    ハナミズキは白花だったと各種資料に書かれているので疑問だと書きました

    が、この”櫻史”によれば大正4年に最初に白花が、その翌年に紅色のハナミ

    ズキが贈られてきたと書かれていて、
    むっちゃすっきりしました。


    また附録には、このブログのタイトルにも使わせていただいた本居宣長の歌

    「敷島の大和心を人とはば 朝日ににほふ山桜花」や大和魂についての解釈な

    ども収められていて、読みどころ満載です!



    日本人と桜はやはり切っても切れないものであることを改めて感じさせてくれ

    る名著だと思います


    この本は現在書店にはないようなので、古書で購入しました。

    また、この本に書かれている場所、絵画なども見に行きたいと思っています。



    桜好きの方は是非とも入手され一読を!
     

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